長崎教会群撮影紀行「頭ヶ島天主堂」=潜伏キリシタンを偲ぶ旅=

写真愛好家 牧瀬英喜が旅する「撮影紀行」。
今回は上五島の教会群とその集落を訪ね、潜伏キリシタンの辛い歴史を偲ぶ旅。
その中から「頭ヶ島教会」にフォーカスし絞り込んだ、フォトスライドショー。

島原・天草の乱の後、幕府の弾圧が一層厳しくなる中、
比較的監視が行き届かなかった「外海地区」に信徒たちは移り住み潜伏した。
しかし、この地からも迫害を逃れ、角力灘のはるか向こう、海を渡り辺境の地五島へと移り住んだ。
そして更には、この地でも迫害は迫り、あるいは郷民との軋轢も生じ、島の奥へと移住を重ねたと。
永い永い厳しい潜伏の時代を経験し、その果てに造り上げた教会群・・・

「頭ヶ島教会」と「白浜集落」

「頭ヶ島」は、江戸末期までは無人島だった。しかし、流行した伝染病の療養地としては使われていた。
また一方、長崎外海から逃れてきた隠れ切支丹は移住後も適地を求め、哀しいかな移住を繰り返したと。
そんな中で、伝染病の療養地である頭ヶ島が密かに潜伏するには適地だったのか。
開拓団に協力する形で、鯛の浦地区の信徒たちが入植した。これが潜伏集落の始まりとなった。

ご参照)
サイト「教会群撮影紀行」
Blog)
https://myfilter.exblog.jp/33084161/
https://myfilter.exblog.jp/i13
Blog Book)
http://www.photoartplan.com/photo/sight_index/blogbook_church.html
HomePage)
http://www.photoartplan.com

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